【過去振り返り5-①】“Let's start over again”【2018-19シーズン】
五輪を経た彼の新たなるシーズン
【USクラシック】
〈SP〉
https://m.bilibili.com/video/BV16E411y7Bb
試合前に背中の痛みについての記事を読んでいたのもあり覚悟はしていましたが抜けでノーカン2本。かなり痛々しい演技でしたがオールレベル4でPCSも上位だった為あまりショックはなく、ただただ回復を祈るのみでした。
纏うオーラは重たいですが動きは昨季よりも柔らかくなっていた気がします。ステップ等に今までのヴィンスではなかった様な振り付けがあって新しい段階へと踏み出しているんだなと感じました、五輪を終えてまた一から始めよう、というプログラムなのかなと。
キャメルスピンとアクセルの間にある振り向きざまに足でカカッとリズムを取る所が好きです。
胸に手を当てるお辞儀は珍しい。
〈FS〉
https://m.bilibili.com/video/BV16E411y7Bb?p=2
新FS情報が来た時は驚きました、まさかまさか2011-2012シーズンのFSで使用していたRising Sunを再びプログラムに取り入れるとは。さいたまワールドを意識してだったりしたんでしょうか。
URが目立ちましたが3Aコンボは綺麗に決まりました。
昔のプログラムと比較。リンクサイドに寄ってガンガンステップ刻む所の再現はなかった!今の彼であのキレッキレの動きを見てみたかったですが新プロはしなやかで流麗な前半部分と極彩色の花々が咲き乱れていく様な後半部分のコントラストが素敵です。ラストの三三七拍子スピンは盛り上がる事間違いなし。
挨拶はグリーンデスティニーに合わせた中国風、拱手が様になっている。レヴェランスにこだわる人って良いですよね、町田樹さんとか、ダニエル・サモヒンさんとか。
【スケートアメリカ】
GPS初戦から地元でネイサンと対決とか最初からクライマックス過ぎる
〈SP〉
https://m.bilibili.com/video/BV1Jt41117tx
ジャンプ全て降りましたがコンボのセカンドジャンプ以外はUR、TESカウンターの速報値は54を超えていましたが39.52まで下がる事に。本人は演技後ほっとした様な笑みを浮かべていましたがあまりの下がり幅にキスクラでは困惑気味、表情から動揺が伝わってきて辛かったです。キスクラでの「What's?」はJW2016の様な時だけでいいんですよ!!!!;;
昨季のGPSは2戦ともSPのジャンプを揃えられていませんでしたし今季初戦は不調だったにも関わらずGPSに合わせてきて凄いなぁと思ったのですが…後半Gには入れましたが演技直後から点数の落差が大きくて精神的に来ます。しかし昨季は80出して8位だったんですね、怖い。
〈FS〉
https://m.bilibili.com/video/BV1Jt41117tx?p=4
4Lz-両手タノ3T、4Lz、両手タノ3Lz、両手タノ3Lz-1Eu-3F……両手タノとLzがゲシュタルト崩壊しそう。
昨季の演技はジャンプとそれ以外に繋ぎ目がくっきりあってそれを気迫と情熱が目立たない様に覆っていた感じがあったけど今季はそれが無くなって全体的にシームレスな演技になった様に感じました。
キスクラでの笑顔が明るくて素敵。
【NHK杯】
遂に来た夢のNHK杯
〈SP〉
https://m.bilibili.com/video/BV16t41117Zz?p=2
本人も楽しみにしていたであろう初のN杯。
スケアメに引き続き回転不足に悩まされていますが演技はとても惹きつけられるものがあります、フィニッシュの表情に胸を締め付けられる。どうしてこうも切ないプロが似合ってしまうのか。
念願のどーもくんキスクラ\| ・vvvv ・ |/
どーもくんキスクラが似合う選手権があったらぶっちぎりで一位でしょうね
〈FS〉
https://m.bilibili.com/video/BV16t41117Zz?p=3
Twitterのフォロワーさんのご厚意でフリーの日のチケットをお譲りいただき初の生ヴィンセントを観られる事に。
別のフォロワーさんからお誘いいただいたヴィンス会(ヴィンセントファンフォロワーさんとお食事しながらヴィンスについてお話する会)にも参加できとても楽しい遠征でした!
公式練習はちらっとしか観られなかったのですが試合前の雰囲気を感じられてとてもどきどきしました、リンクサイドに寄ってタミーコーチとお話してるヴィンスを観たんですが姿勢がめちゃくちゃ綺麗でしたね。
あと6練の開幕たけのこ3Lzを観られたのも感激、あれだけでテンション上がる。
あの日の気持ちを一言で言えば「悔しい」でした。
冒頭のルッツとラストの3連が目の前だっただけに綺麗に決まる所が観たかったですね、しかしやはり後半に再び4Lzトライするのは流石のガッツ。6練で綺麗に決まっていた3Aが本番でも決まって良かった。
彼の滑りをずっとずっと観ていたくて、このまま終わってほしくなくて最後の三三七拍子の部分で手拍子するのが辛かったです。
きっと演技とキスクラを観て泣いてしまうだろうなと思っていたのですが不思議とその場で涙は出てこず。試合が終わって外に出て、ホテルへと向かう大勢の人達とは別の道を辿って駅へ向かい、真っ暗な道を一人でとぼとぼと歩きながら彼の事を考えていたら急に涙がどばっと出てきて止まりませんでした、何かもういっぱいいっぱいで。自分でも何でこんなに泣いてるのか分からないくらいに泣きました。
けれど行ってよかった、彼のスケートを観られてよかった。
本人もEXでどーもくんとふれあったりファンからプレゼントされたどーもくんで山を作ったりととても充実したNHK杯を過ごしたようで何よりです、どーもくんとツーショットも撮れてよかったね!
Vincent Zhou選手のGPS欠場について
https://www.usfsa.org/story.aspx?id=92766&type=media
https://www.instagram.com/p/B38BMLnHxsX/?igshid=wd9ew8j5naiw
遅くなりましたがヴィンセント・ジョウ選手のGPS欠場について。
日本時間10月23日の朝に中国杯とロステレコムカップのエントリーから彼の名前が消えました。全く情報がない状態だった為もしや怪我や病気なのでは…という悪い想像が頭を過ってしまいましたがその日の内に本人が欠場理由を表明、学業とスケートをバランス良く行うのが難しくトレーニングの時間を十分に取る事が出来ないから、という事でした。
一時的にスケートを離れ学業に専念する期間が来る事は以前から分かっていた為それなりの心構えはしていました。本人が自由度の高いカリキュラム等を理由にこの大学を選んだというのもあり、校風は彼に合っていそうだと感じていましたが大学のリンクの使用時間は限られており外のリンクは移動に時間がかかり過ぎるなど練習事情はかなり厳しいものがあった様ですね。
『氷の上でも大学でも最高の状態でありたい』と語る彼の物事への取り組みの姿勢や覚悟には本当に頭が下がります、この決断を下すのにどれだけ勇気がいった事か。本音を言えば彼が試合のリンクと距離を置いてしまうのはとてつもなく寂しいですが、これが現時点でのベストな選択だと彼が言うのならきっとそうなのでしょう。
とにもかくにも怪我や病気でなくて心底ホッとしました、本当に。彼の言葉と眼差しはとても前向きで、私達ファンの心も前向きにしてくれます。今よりももっと良くなってリンクに戻ってくるという言葉を信じて私は待ちます。
人生の新たなる門出におめでとう、そして19歳のお誕生日おめでとう。君の進む道の先が希望に満ち溢れたものである事を祈ります。
Go Vincent Zhou!!!!!!🇺🇸💫
【過去振り返り4-②】オリンピックドリームとその先【2017-18シーズン】
大きな夢の第一歩目
4-①→https://eagle-lutz.hatenablog.com/entry/2019/04/14/235350
【全米選手権2018】
長い長い夜でした
〈SP〉
4Lz-3Tは+2.86の加点、4Fと3Aは回転が足りず。完璧とはいきませんでしたがやはりここぞという時に合わせてくる力は流石だなと感じました。
Jスポ実況の赤平さん「平昌から4大会連続で五輪に出場し30歳で引退したいそうです」(うろ覚え)
ΩΩΩ< な、なんだってー!!
長く現役でいたいという話は聞いた事がありましたがまさかそれほど具体的なプランがあったとは。まだ10年以上も応援できる……?いやきっと10年後にはあっという間だったと感じてしまうのでしょうけど、後悔しないよう全力で応援したい。どうか怪我も病気もありませんように。
〈FS〉
4Lz-3T完っっっ璧…って+3.00!?!?!?!? うわああああああああああ(椅子から転げ落ちる)ナショナルではありますが満点叩き出しちゃいましたよ、4Lz-3Tってこんな軽々跳んじゃっていいんですか!?跳べるもんなんですか!?ラスト3Lz-1Lo-3Fで小塚さんと杉田さんが「技ありですね」「よく跳びますねぇ」と言ってくださったのがなんだか嬉しい。URにDGに取りこぼしに…と色々ありますがとにかく攻めきった、ずっと低かったPEが9.00!! 全私が泣いた。
結果は総合3位で見事平昌五輪への切符を手にしました、昨年の全米2位やJWで歴代最高得点を出し優勝した事などが考慮された模様。北京五輪を目標にしていた少年が平昌五輪を視野に入れ始めた時は驚きましたが平昌を目指すと言ったその日からずっと、絶対に行ってくれると信じていました。オリンピックの事を考えると涙が出て眠れない夜もあったそうですがそんな日々もこの日で一旦終わりを迎えたんでしょうかね。後日のEXで代表選手として氷に立つ姿はとても頼もしく見えました。
【平昌オリンピック2018】
Come What May
〈SP〉
https://youtu.be/kaGJ8DGejV8(前半グループのピックアップ。0:00~7:55、6:53からインタビュー)
(どうでもいいんですが演技前より演技後の方が髪が整っている気がするのは何故でしょう)
4Lz-3TはセカンドがUR、4Fはso、3Aは着氷で堪えとどれもGOE+にはなりませんでしたが初の五輪でこの攻めに攻めきった構成は中々出来るものではありません。
そしてまだこれは第1グループ
この五輪のレベルが異常である事を彼が真っ先に示してくれましたね……。
4Lz-3Tはマイナスでしたが4Lz自体は回りきって着氷した為何と彼が史上初めて五輪で4Lzを降りた人物になったとか、この後ジーマが美麗4Lz-3Tを決めたので滑走順のお陰もありますが…初めて4Lzを降りたヴィンスと初めて4Lzコンボを降りたジーマ、二人共歴史に名を残すであろうクワドルッツァーですね。嬉しい限りです。
オリンピック公式チャンネルの『冬季五輪のフィギュアスケートジャンプ5選』という動画にもまさかのランクイン、平昌五輪限定ではなく冬季五輪全体という所が凄い。レジェンド達に挟まれている…ひー……。
〈FS〉
狂気の沙汰とでも謂うべきか
4種5クワドというのも十分狂気的…いや凶器ではあるのですが真の狂気はそこに在らず。
魂を全て賭しているかのように吼え、命を削っているかのように氷飛沫を上げる。身体の底から湧き上がる熱と脈打つ鼓動が画面越しに伝わって来そうな位の気迫、演技が終わってしまえばそのまま氷の上で事切れてしまうのでは、と心配してしまう程に感じるただならぬもの。彼のスケートを観ていて初めて恐怖というものを覚えました。
彼がどれ程この舞台を夢見ていたか、夢見るがあまり涙で枕を濡らす夜がどれだけあったか
リンクの端でぬいぐるみを拾うまでずっと苦しそうな表情を浮かべていて、涙ぐんでしまいました。ここに来るまでの間、扉の向こう側にはどれだけの苦痛があったのか、それは本人しか知り得ない事ですが歯を食いしばって踏み込んだ夢への第一歩は大きく、深く、いつまでも強く残る足跡になったに違いありません。
4Fアテンションにびっくりしましたがまぁ壮絶なプロトコル。デレの遅かった4Tがここでデレデレになってくれたのは嬉しいですね、後半4Lzもデレてほしいなー。
TESはネイサンに次いでの二位、ネイサンが滑り終わった後誰しもが「こんな数字どうやったって近づけねぇ…」となったそんな中限りなく彼に近付いたのが同国のヴィンスというのがとてつもなく熱い、熱過ぎる。左上に星条旗が並んでいるだけで熱い。
ネイサン「俺のTESを超えてみろ(127.64)」
ヴィンス「無茶言うなよ(速報値120.00)」
恋する青年作家感はフィン杯やGPSの時の方が出ていたなぁとは思います、途中止まる時の腕の下ろし方とか微妙に違うんですよね、五輪のクリスチャンヴィンスは雄々し過ぎて公爵ぶん殴りそう(こら)
まぁ最終的にどんなプログラムもヴィンセント・ジョウになってしまう所が好きなんですが(JWカサブランカを思い出しながら)リックじゃなくてヴィンセント、クリスチャンじゃなくてヴィンセント。
実家のように寛ぐいきいきアメリカ10代コンビとJGPF2015信者歓喜のグリーンルーム。
オリンピックっていいものですね。
ヴィンセント・ジョウさんは平昌五輪から四大会連続で五輪に出場したいそうなのでヴィンセントファンは何が何でも2030年まで生きなければならないという義務があります。2030年、そこに辿り着くまでに彼がどれだけの世界を見せてくれるのか楽しみでなりません。
【世界選手権2018・ミラノ】
初めての世界選手権
〈SP〉
控えめだけど力強いガッツポーズ
最後の最後にSPノーミスキターーーー!!4Lzと4Fが初戦ぶりに和解、何とSPの3Aが綺麗に決まったのも初戦ぶり…長かったんですね…お帰り……。ステップで少し躓いたもののPB大幅更新で96.78!!
彼は大舞台であればある程力を出せるタイプなんじゃと前々から思っていたので今回も最終G入りは信じて疑いませんでしたが正直スモールメダルは予想外でした。とにかく本人の納得のいく演技が出来ればいいなという思いが強過ぎてスモメダが頭になかったという、17歳…初ワールドですよね……?ずっと夢だったネイサンとのプレスカンファレンスを見る事が出来て本当に天にも昇る心地でした、とんでもないビッグサプライズ。
これは他2人が直接ペットボトルで水を飲む傍ら、きちんとコップに注ぐも波々注ぎ過ぎてそーっとコップを持ち上げて飲んでいたヴィンスの図。
〈FS〉
FSは動画を見つけた!と思ったら観られなかった、フ◯ブロック!!orz
構成を変えて4Sを二度跳んで来ました、らしいというかなんというか。三度の転倒に二つのREP、4Fはアテンション、4T以外のジャンプは全てUR判定(4Tがデレ期過ぎる)プロトコルを見ると目が痛くなってきますね…ある意味凄いプロトコル……。TESが66.24ですがこれ以下のTESを最後に出したのはノービス時代まで遡ります、か、仮にもクワドが6本入っているこの構成でこれは逆にとんでもなく難しいのでは……。試合後の情報によるとこのミラノワールドに出発する直前、背中に痛みが生じ始めたとの事。そんな痛みを背負った状態であの素晴らしいSPを…?このFSの構成を……?君という人は、本当に。
三度目の転倒をした時、その後のFCSpの最中、StSqの始まり、そして最後の3連続ジャンプを降りた瞬間、観客の方々がずっと大きな拍手で支えてくださっていたのが印象深いです。
結果的には辛い試合でしたがこのミラノワールドの演技、観ていると様々な感情が揺さぶられて私は好きです。きっと本人にとっても大切なピースとなった筈、悔しい経験をした後の彼は更に強くなっていく事を私達は知っています。
2017-2018シーズン。色々な試合がありましたが終わってみれば2年連続全米表彰台に五輪出場&入賞、ワールドでのSP3位と17歳にして凄い事を沢山経験しましたね、こんなに濃いシニアデビューシーズンになるとは。GPSやワールドのFSも今後の糧。
次のシーズンはもっともっと凄くなるんです。
課題やら就活やら試験やらに追われて気がつけば5ヶ月も経っていました…今季の初戦までに全て振り返るつもりだったのですがいつの間にか初戦が終わってしまいましたね\(^o^)/
初戦についてを今書くか振り返りを全て終わらせてからにするか悩みどころです、GPSが始まるまでには……(フラグ)
【過去振り返り4-①】真実と美と自由と愛と【2017-18シーズン】
映画Moulin Rouge!より
タイトルネタ切れです。遂にシニアデビュー
【Skate Detroit】
初戦から攻め攻め
〈SP〉
新SPはSnow PatrolのChasing Cars
4Lzは確実に入れてくるだろうしJWのEXでほぼ完成してる4F跳んできた時点でまぁ構成はこれしかないよねっていう、でも初戦からこうもさらっと滑りこなされてしまうとは思ってなかったよ!!ヴィンセントさん初戦SP大得意説。ジュニア上がりが初戦で4Lz-3T 4F 3Aって冷静に考えるとおかしいんですがネイサンがもう既にやってのけているので理解不能の構成ではないという、恐ろし過ぎる。
〈FS〉
新FSはRomeo+Juliet、羽生さんが2011-12シーズンに使用していたものとほぼ同じ編曲。Snapchatでロミジュリの音楽が流れる中練習する風景をアップしてくれていたにも関わらず新プロだと見抜けなかったヴィンスファンはこちらです。
4Lz、4F、4S×2、4T(トゥループは抜け)の4種5クワド、更に3A2本、極め付けは3Lz-1Lo-3F、ぼくのかんがえたさいきょうのこうせい。イーグル両手タノ3Lzは息をする様に出来るものだとしてもサードフリップて、変態にも程がありがとうございます(サードフリップ好き大歓喜)4Tを入れてきたのはJW16以来でしょうか、4Sの次に習得するのは4Tだと思っていた時期が私にもありました。
演技としてはまぁこれだけクワドを入れているのでジャンプ以外が目立たないのと終盤体力が切れてしまうのは仕方ないのかな。羽生さんのニースロミオの様な儚さ、狂気さはありませんが禁断の恋に翻弄される青年感はあったと思います、苦悩しているかの様なイーグルが素敵。一つの試合では表現したい事の全貌は分かりませんし数をこなす事で構成も馴染んでくるものだと思うのでヴィンスが一体これからどんなロミオとジュリエットの世界を創り上げてくれるのかとても楽しみになった試合でした。
Skate Detroitの次はPhiladelphia Summer Championshipsに出場予定でしたが医療上の理由と靴の問題でWD、更に数日後FSのロミジュリをムーラン・ルージュに変更との情報。まさかJohnny Staccato以上に幻のプログラムとなってしまうとは……かなり色々考えて行われた変更の様なので心配はしませんでしたがやはり国際試合でのロミジュリを一目観たかった…ロミオ衣装超楽しみにしてました!!(泣)
【Finlandia Trophy】
初めはAutumn ClassicにINしてましたが後にOUTになりフィン杯へ、羽生さんとの試合はおあずけ
〈SP〉
怪我の具合が緊張か、初戦に比べると少し硬い演技。高難度の構成で挑んでもURだとこの位のスコアしか出ないのは辛い所、PEの低さも目に付きます。しかし4Lzにコンボ付けられなかったから4Fに付けるって、どこぞのネイサン・チェンさんじゃないんだから…さらっと史上2人目の4F-3T成功させてもうた。SP終わった後「チャンピオンとは失敗という経験から学び取って成長し、自身のベストを引き出せる人の事を言う。明日のFSが楽しみだよ」的な事を即Twitterで呟いていたので一安心しました、強いなぁ。
〈FS〉
第2グループの途中で会場の火災報知器が誤作動、試合は一時中断し観客選手共に避難するというトラブルがありました。選手達にとって負担ではあったでしょうが本当の火災でなくて良かった……。
試合でのMoulin Rouge初お披露目。
構成は初戦より抑えて4クワド(抑えるとは)4Lzはお手付きでしたが4T回っtttttt降りたああああああ認定きたああああよっしゃあああああ!!!!!!!とにかくこれが一番嬉しかったです、初トライから一年とちょっと、遂に彼も真の4種クワドジャンパー……まさかこんな進化を遂げるとは出会った当時思いもしませんでした。ミスはありましたが回転不足のないプロトコル、熱の入ったいい演技でした、プログラム変更は正解だったと心から思えるものをありがとう!
https://youtu.be/iHINGYuX7Jk(表彰式)
ボーヤンとヴィンスが何か初々しくて可愛かったです、2人が表彰台を降りる時手を貸してあげるアダムのお兄ちゃん力。フィン杯恒例手作りミトン貰えたよやったー表彰台おめでとう!
第2の故郷で初GPS
〈SP〉
4Fと3Aで転倒はしてしまいましたが冒頭美麗4Lz-3Tで強烈なインパクトを与えました、しかもただのコンボではなくセカンド両手タノ、練習動画で冗談みたいな4Lz両手タノは観たけどそっちにもつけられるんかーい。
どでかいバナーや大量の手持ちバナーを持っていた方々は北京にお住まいのご親戚だそうで、皆さん期待されていらっしゃるんでしょうね。これから中国杯の恋人になったりするのかなーなんて考えてました。N杯にもおいで。
〈FS〉
地味にお衣装マイナーチェンジ、ベストにキラキラが増えシャツの襟元と袖口の留紐の色が青から赤に。
FSでも4Lz-3T成功、しかも加点がえぐい。後半2本目の4Lzを入れてきましたがこれは決まらず、アメリカのショーでこのプログラムを初めてお披露目した際のジャンプ構成が
3Lz 3F 3S 3Lz 2T 3S 2A 3Lz
で、もうあからさまに後半4Lz入れる気満々でしたね。しかも6クワドが完全に視野にあるの恐ろし過ぎる、今回は4Tを外していましたg…えっリストラするのが4Tっておかしくない???
FSは驚異のTES100超えで2位、総合4位でした。ご親戚の前で表彰台に登りたかった所でしょうが存在を色濃く示した良いGPSデビュー戦だったのではないでしょうか。
【GPSフランス】
エリック・ボンパール帰ってきて
〈SP〉
4Lz<+COMBOに4F<、ded2.00は痛過ぎる。本来とんでもない数の暴力であるTESが物悲しい事に……60点台とかいつぶり…ってGoldenSpinがあったか……;;
〈FS〉
SPが奮わなかった分FSで攻めるしかない!という気迫伝わる演技。4Tを再び戻して5クワド構成…だったのでしょうが後半の4Lzと4Tが立て続けに抜けてしまった為か再び4Lzを跳ぼうとするという、何という根性。今までも4Sリカバリを試みたりはしてきましたがそれが4Lzになってしまうなんて。
ファイブコンポーネンツにずらり並ぶ6点台、あれだけジャンプにミスがあってもTES2位というのは凄まじいですがPCSは最下位と乖離が激しいのはかなり深刻な問題、でもそんな事本人が一番分かってるでしょうし考えても仕方がない。コンディションが良くない中でも挑戦する姿勢を見せてくれた事、怪我をせず滑り切ってくれた事、今出せる力を全て出し切ってくれた事に感謝です。
新年度になってワタワタしたり国別に夢中になったりで全く書き進められていません、国別の感想を書くのはいつになる事やら。
【過去振り返り3-②】君のスケートに乾杯【2016-17シーズン】
3-①→https://eagle-lutz.hatenablog.com/entry/2019/04/01/211916
【Golden Spin】
ヴィンスにとって初の国際シニア大会。ヴィンスのカサブランカとナドゥくんのエルヴィスを楽しみに一日一日を乗り切っていた。
〈SP〉
3Lz以外のジャンプはUR、レベルもぽろぽろと。全体的に覇気がなく鉄板の3Lz-3Tも乱れがあったのでかなりお疲れなのかな…と思っていましたがどうやら足を怪我していたらしくFSはWD。現地の方の情報によると練習時間が始まる際自ら扉を開けて真っ先にリンクインしたり曲かけをほとんど省かずに行なっていたりとかなりやる気に満ち溢れていたようですが怪我ばかりはどうにも……。WDは残念でしたが新衣装は練習時にお披露目されました、白いタキシードに黒い蝶ネクタイ、まさにカサブランカのリック!
【全米選手権2017】
毎年胃が痛い選手権
〈SP〉
4Sが綺麗に!!入った!!3Aが少し危なげではありましたがとにかくホッとしました、全米に合わせて調子を戻してくる強さ。笑顔フィニッシュから力一杯ガッツポーズ、87.85ってすんごいスコアですよね。なんとも嬉しいSP3位、若者の成長速度半端ない。
\\\\<( 'ω' )/// //
〈FS〉
YouTubeには動画が残ってませんでした、しょぼぼーん
冒頭4Lzトライ、試合でトライする所を観るのは初めてだったので超ワクワクしました。最後の三連でルッツがザヤってますがこれは4Lz<だと思って構成変えずに行ったら3Lz判定だったって事ですよね?とはいえ4S2本綺麗に決めましたしタリンで上手くいかなかった3Aや3Loも入ってよかったーーーあーーーほんとによかったあああーーーーー(当時の心の叫び再現)
ネイサンが4種5クワドというまーとんでもない演技をぶちかました直後の最終滑走だったのでもうドキドキでしたが会場の熱気をものともせずヴィンセント・ジョウらしい演技を見せつけてくれました。あの演技の後にここまでやれるとはかなりの大物、いやむしろ現実離れし過ぎたものを観て逆に緊張が解けたのか…何にせよ素晴らしい演技だった事に変わりはありません。
4年ぶりの全米表彰台。全米最終G入り、JW代表という目標を見事に達成しました。
【Bavarian Open】
何故ライストが無いのだ
〈SP〉
クリーンな4S!全米から調子が良さそう。ワールドの第一補欠として選ばれたけどミニマムスコアを持ってなかったのでそれを取るべくこのバヴァリアンに来た、って感じだったと思うんですが85.53出してあっさりクリアしてしまったという。
〈FS〉
ライストが無かったのでTwitterで結果だけ知って「わ〜優勝おめでとう〜🤗」となってたんですが直後に来たプロトコル見てひっくり返りました。く、4Lz認定!?全米でのトライを観て決まるのはまだもう少し先かなーとか思ってたのに何という不意打ち、高難度超次元四大陸選手権が終わって完全に油断していたぜ…その代わり4Sはぐっさぐさでしたが……って最後の三連の前に4S跳ぼうとしてる辺りも色々おかしいけど!!プロトコルでこれだけエキサイト出来るのも面白いですね(白目)
【世界ジュニア選手権・台北】
Vin-centsational
〈SP〉
https://www.dailymotion.com/video/x5ev5or
上位4人が80点台という超ハイレベルなショートプログラム、みんなほぼノーミスだったので純粋な質の勝負という感じ。彼も80点台を出せる選手なので少し悔しい気持ちはありましたがこの強者揃いのJWでノーミスクリーンな演技を出来た事が素晴らしい。本人も小さくガッツポーズ、いつまでも余韻に浸れます。キスクラの謎ブロッコリーぬいぐるみは一体…🥦それはネイサン・チェンさんに投げ込んであげたい(髪型的に)
〈FS〉
https://www.dailymotion.com/video/x5eyy4o
いや、もう、その、なん……っていうか……
信じていて良かった
これに尽きます
JWという最高の舞台で最高の4Lzを決めてくれました。悩まされ続けてきた4Sも2本とも入りトリプルも軽やか。そして何より印象的だったのは
この笑顔の数々
特に3A着氷後の笑顔と最後のジャンプに向かう時の頷きが好きです。もう最初っから最後まで笑いっぱなしでしたね、本家カサブランカのリックはもっとシニカルな男性だったと思うんですけどシニカルさの欠片もないぐらいニッコニコです。いや本家とかどうでもいいんですよ、これがヴィンセント・ジョウのカサブランカなんですから。
私が動画で何度も何度も繰り返し観た2013年のカサブランカ、それと全く同じ、観たものの心を掴んで離さない演技と笑顔。
私は!!このカサブランカが観たかったんだ!!
このプログラムと同じ時を過ごせただなんて今でも信じられないくらいです、本当に本当に夢のような時間でした。
コーチ陣の笑顔もとても素敵でした、ナチュラルにどーもくんの頭をぼふぼふ殴るドリュー先生がお気に入り。
FS179.24、トータル258.11というスコアでJrの歴代最高得点を更新、こんな数字どうやって超えんねんって感じですがJW16やこのFSのサモヒンでもそう思ったのでいつ誰がどんな演技で破って来るのかちょっと、いやかなり楽しみです。
表彰式でAs time goes byとアメリカ国歌を聴けるなんて、幸せの極み。
ヴィンスは勿論ですが昨季のリベンジを果たしたジーマやサマリンくん、連覇を目指し意地のFSを見せてくれたサモヒン、みんなみんな素晴らしい演技でした。トップ5がそのまま当時のJrの歴代総合得点トップ5って強すぎるでしょう…ってまだ今も越えられていないのか、ルールが変わったとはいえ本当にとんでもない大会だったんですね。この世代の選手が本っ当に大好きなのでスモールメダルセレモニーは眼福でした、ハイレベルな試合をありがとう!!そして果敢に4Loに挑んだクラスノジョンくん、応援席で一生懸命アメリカ勢を応援していたトルガシェフくん、彼らも最高にクールでした、ありがとうチームUSA!!🇺🇸🇺🇸🇺🇸
EXの事も書きたいですが長くなりそうなのでここでは割愛、EXだけでまとめた記事を作れればなと思います。フィナーレはヴィンセントさんを筆頭にみんなはっちゃけ過ぎててビビり倒しまくってました、怪我するなよ!!
【過去振り返り3-①】邂逅・カサブランカ【2016-17シーズン】
激動の2016-17シーズン開幕
【Glacier Falls Summer Classic】
アメリカ夏のコンペ、出場選手がとても豪華。
〈SP〉
JGP用の構成。シーズン初っ端からこの完成度ですかうはぁ、ニースライド→FCSpすげぇ。初の歌詞入りプログラムですが迸る感情とサム・スミスの歌声が見事にマッチしています、あぁ〜〜〜ボーカルに乗せた贅沢なイーグル〜〜〜!!こんなたっぷり見せつけちゃっていいんですか!?ありがとうございます!!!!
〈FS〉
エルマーバーンスタインのJohnny Staccatoより、ハードボイルドな私立探偵兼ジャズピアニストらしいです。編曲はThinking of baby→Pursuit→Walk a lonely street→Greenwich village rumble→Staccato's theme
シニア版なのでChSqがあります、SPに比べるとまだまだ未完成なのかなという印象でした。アクセルの調子がすこぶる良くありませんがたけのこ3Lzは2本しっかり収穫、ニースライドからの3Fはジーマを連想させる。ジャズでも中々難しそうな曲の選択ですが音に合わせた動きが上手いですし振り付けも凝ってるのでシーズン後半になれば凄く格好いいプログラムになるんじゃないかなーと楽しみでした。前髪を後ろに撫で付ける振り付けがこんなに似合う15歳はそうそういない
【Golden West】
ネイサンファーストインパクト
〈SP〉
Glacier Fallsに続き高い完成度でSPは1位でした(80.25)このGolden WestはJGP初戦の一週間程前の筈ですがローカルコンペに出場してから日本へ行って調整してJGPとは…あの身体のどこにそれ程のエネルギーが詰まっているのか気になります。しかしここから地獄の様なハードスケジュール。
〈FS〉
FSはまだ滑りこなせていない感じ、いやまだJGPも始まってないので当然といえば当然ですがSPが既に出来上がっているので差が目立って見えます。後半3Lzの着氷が珍しく乱れてコンボが付けられませんでしたがその後のニースライド3Fで三連リカバリ。シンプルでスタイリッシュな新衣装はかなり好きでした、何気にベストの作りが凝っている。
この試合はとにかくネイサンが凄過ぎて、怪我からの復帰戦でまさか4Lzと4F装備してくるとは誰も思わないじゃないですか。クワド一辺倒の演技になって魅力が損なわれてしまうんじゃないかとかそれより怪我明けなのにそんな跳んで大丈夫なのとか色々心配しましたが前者は杞憂でしたね。『ネイサン事件です』を生み出した試合。
【JGP横浜】
祝 ヴィンセントさん初来日
〈SP〉
私はすげー選手に出会ってしまったらしい。全ての要素が美しく絶妙なバランス、昨季のSPは無機質な感じが特徴であり魅力でもありましたがこういった感情を押し出すプログラムの方が彼の性とスケートに合っているんでしょうね。
そしてなんといっても
極 上 の イ ー グ ル
このイーグルで落とされた人数知れず、初の国際大会80点超え!一生ついていくと決めたSPでした。
Writing's on the wallはこのJGP横浜でヴィンス落ちしたというヴィンスクラスタスケーター志賀海門くんがリスペクトプロとして使用した事も(リンク先に動画あり)
https://twitter.com/mina_skater/status/845296165209829377?s=21
自分で振り付けたという所にファン魂を感じます、同じ所でイーグルを入れる素晴らしいこだわり様。いつか一緒に滑ってみてほしいですね。
〈FS〉
流石にローカルコンペとは動きが格段に違いますね、腕づかいがしなやか。Golden Westもそうでしたが髪を後ろに撫で付ける振り付けが煙草をぽいっと捨てる様な振り付けに変わってますね(会場内は全席禁煙です!)
4Sの回転不足がネックなのでそれ以外でのジャンプミスや取りこぼしが痛い(3LoもURでした)しかし3Lz-1Lo-3Sの音ハメは美しかった。SP・FS共にPBで2位。
初のJGPで美麗4Sと2本の3Aを決めて優勝したジュンファンの勢いは凄まじかったです、この後も1-1でファイナルに進んで銅メダルを獲るとは。この大会は私がエロホフくんの存在を初めて知った大会でもありました、イタリアのダニエルくんやイスラエルのマークくんもいたり豪華メンバー…観に行けなかったの後々後悔するだろうなと思ってましたがほんと観返す度後悔します(泣)行きたかった!
【JGPタリン】
衝撃の再演
〈SP〉
マイナスのない綺麗なプロトコル…と見せかけてTime Violation-1.00。80点以上出してSPでもう少し差を付けておきたかったかもしれませんがそれでも質の高い演技、控えめにガッツポーズ。PCSがちょっとずつ上がっていくのを見ると嬉しくなります。
〈FS〉
このJGPタリンの少し前にインスタグラムでの更新があり、内容は「プログラムの手直しをした」という事でした。
スタートポジションについた時の表情がJGP横浜とは違って真剣な面持ち。緊張なのか、それとも手直ししたから冒頭部分が少し変わっているのか…などとぐるぐる思考が巡りましたが音楽が鳴り始めたその瞬間思考は停止しました。
“Skating to well known piece here…Casablanca.”
一体何が起こったのか……
始めから終わりまで混乱しっぱなしです。プログラムを手直しするとは言ってましたがまさかプログラム丸々変わっててしかもあのカサブランカだなんて聞いてなi……ってよくよくインスタの投稿写真を見たらもろカサブランカのフィニッシュポーズでしたね、以前のものと全く同じなのに全く気付きませんでしたね完全にやられましたはい。動画で何回観たか分からないあの素晴らしいカサブランカを今現在の彼がリアルタイムで演じているという考えてもみなかった光景。
JGP横浜から帰国しすぐさま新FSの振り付け→その後ソルトレイクに向かいプログラムを仕上げ再びCAへ戻る→ボストンオープンで新FSの具合を確認した後タリンへ…というスケジュールだったそうですがたった二週間と少しの間にそんなハードな事をこなしていたんですね……過去に演じた事があるとはいえクワド等を入れた今のJr用プログラムに昇華させるのは大変な事だったでしょう、JGP横浜の前にもコンペ出てますしちょっと心配になるぐらいのハードワーカー。ボストンオープンでは4Lzにも挑戦していたみたいですね、二週間ほど前に「このFSの冒頭3Lzも近い内に4Lzに変わるのかー(怯)」とか言ってましたが実戦投入が早い早過ぎる、脳味噌ついていきません。
と、三年越しカサブランカ再演の衝撃があまりにも大き過ぎたのですが演技内容も色々とショッキング。冒頭3Lzは美しく決まりましたがその後の4Sでスリップ、回転せずに腹と顔を氷に打ち付ける転倒、ダメージがかなりあったのか3Aでも転倒しどこか力が入ってない様子。しかし後半に4Sリカバリを試みるガッツは凄まじいというかなんというか……As time goes byの部分では笑顔も見せていてしっかり最後まで演じ切ろうとしていましたね。StSqはレベル4、2016-17シーズンのJrの中でトップのGOEでした。
SP1位FS3位で総合3位、昨季はいつも惜しい所で優勝や表彰台を逃してしまっていましたからJGP2年目にかける思いの強さはどの試合でもひしひしと感じました。残念ながらファイナルを逃す結果となってはしまいましたが昨季を含めるとJGPSは4戦表彰台、上位であり続けるというのはそう簡単な事ではありません。彼ならこの経験と悔しさを糧に強くなってくれる筈だと信じて2013全米のカサブランカをヘビロテする私なのでありました。
3-②へ続く
【過去振り返り2】JGPリンツ〜JWデブレツェン【2015-16シーズン】
長々と出会いを語ったのでここからはサクサク演技のみで行こうと思います。
〈SP〉
https://youtu.be/qxoczIl4-Ok(演技のみ)
https://youtu.be/ZKlZYVUR6rM(試合フル、6練46:59~、演技1:12:07~、キスクラ1:16:52~)
ジャンプやスピンで乱れていた頃の七三、しかしすぐ戻る形状記憶型。というヘアスタイル評価はさておき1戦目よりかなり動きがこなれているような、3Lz-3Tの安定感たるや。ヴィンスといえばルッツですがふわっと跳ぶ3Fも好きです、後々サードフリップ組み込んでくるとは。
StSqのここと
FSSpの後のこれが好き(伝われ)
〈FS〉
https://youtu.be/bCz2jXPyJ6Q(演技のみ)
https://youtu.be/NcKoYkX7RBA(試合フル、6練3:07:39~、演技3:36:22~、キスクラ3:43:46~、表彰式4:12:27~)
ゴッドファーザーヴィンスとアリエフロローことジーマのバトルが熱かったこのJGPリンツ。
ブラチスラヴァでは4S<以外に3Lo<、3Lz-3T<だったので思っていた程点数は出ませんでしたが(それでも200は超えてる)リンツは後半綺麗に決まっています。スローでガッツポーズ超映される、この後滑るジーマのガッツポーズも良いんですよね。またキスクラでのでっかいリアクションが見られるかと思いきや
ヴィ “OMG……!”
トムZ “YEEEEEEEEEEEAH!!!!!!”
トムコーチの方がうるs…激しかった。
そしてキスクラ自撮リンツ
笑わせていただきました。タミーコーチやクラールコーチとのキスクラは和やかで微笑ましいですがトムコーチとのキスクラも激しくて好きです。
【JGPF2015・バルセロナ】
この試合の6人を観たお陰で私はJr沼にどっぷり浸かりました、言わば原点、私にとっての神6。
〈SP〉
https://youtu.be/C0RGQ_qUAcM(試合フル、6練4:15~、演技10:42~、キスクラ16:00~)
3A遂にキターーー! 試合を重ねる毎にぐんぐん成長していってるのが目に見えます、ジャンプ以外の部分ももったり感が消えてパキッとした動きに。後半3Lz-3T<ではありますが初の70点超え。
さいたまワールドを観た後だとこの並びは感慨深いものがあります、コーチ含め。
〈FS〉
https://youtu.be/K-LIVS5xI_8(試合フル、6練2:17~、演技24:24~、キスクラ31:06~)
3A-3Tキターーーからの4S< 4S<REPああん、まだクリーンではない4Sを意地でも決めようとするガッツは彼らしい。それ以外の要素はそつなくこなしました。SP・FS共にスピンレベルを揃えていたのは彼だけだったんですね、きっちりさん。同じアメリカのネイサンとは色々対照的な演技です。
6人全員がクワドを組み込んでいるという超ハイレベルな試合の筈なんですが 四回転 みんなで跳べば 怖くない(fall祭り)といった具合に……色んな意味で伝説のJGPFだと思います。アメリカカナダロシアイスラエル日本と国際色豊かで6人それぞれ濃過ぎるくらい個性的なのが魅力のJGPF2015組、みんなシニアデビューを果たしましたしそろそろ6人全員が揃うところを観たいですぞ。
【全米選手権2016】
〈SP〉
3Aは入りましたが4SはDG。JGPFまではスプレッドイーグルからの3Lz-3Tでしたが全米では片手をついたクリムキンイーグルからに、成る程そういうのもあるのか。この曲調にはクリムキンの方が合っているような気がします。演技後はどこかほっとしたような表情、三年ぶりの全米ですもんねぇ。
関係ありませんがJGPFから急に髪を固め始めたのはどういう意図があったんでしょう?私はこの髪型好きです
〈FS〉
3Aの安定早すぎません?2本目の4SはGOE−ではありますがようやく<も<<もないものが。シニア版という事でタランテッラの部分を伸ばしそこに3Loと3Fを移動、愛のテーマ部分にChSqを導入した形、タランテッラ好きなのでここら辺超見返しちゃいます。クリムキンイーグルからの3Lz-1Lo-3Sに解説陣も“beautiful”とハモる。
くしゃくしゃになりそうな位に顔を覆って喜ぶ姿はうるっときます、全米のお客さんや小さな頃から応援し続けていた日本のファンの方はきっとおかえりという気持ちで見守っていたんでしょうね。
そしていい笑顔でフラワーガールからどーもくんをいただく。
復帰シーズンの全米シニアで8位は大健闘では。しかしこの時のネイサンも物凄かったですね、SP2クワドFS4クワドってあーた、怖いもの知らずにも程があります……まぁその後のEXで跳んだクワドのせいで怪我をしてしまう訳ですが……(泣)今はこの怪我を再びEXでネタにする位すこやかなんでいいんですがね!こちらは完全にトラウマですはい。
【世界ジュニア選手権2016・デブレツェン】
デブレツェンと言えばこのJWデブレツェン。SPとFSで順位がドドドっと入れ替わるJrの怖さを証明した大会。
この大会は全選手リストアップしてジャンプメモってたり気になった選手には一言添えてあったりして結構真面目に観てたんだな……と、慣れないライストと深夜格闘していたあの頃。
〈SP〉
https://youtu.be/ygLk3ON3Svs(6練)
https://youtu.be/miT3BER1bCg(演技+キスクラ)
JGP初戦と見比べるとあまりのスケーティングや身のこなしの違いにえっ!?となりますね、初めて観た時はあれでもすごいなと思ったんですが。3F後の余韻というかタメが良い。
JGPFの70点超えから77.31とSB大幅更新、「What's…!?」と口を押さえているのが本当に嬉しそうで、笑顔溢れるキスクラにこちらも笑顔になりました。
〈FS〉
https://youtu.be/STpF1P9nP3M(6練)
FSは動画が見つからなかったです、しょぼん(´・ω・`)
探し方が悪いのか、見つけたらまた貼っておきます。幸い録画は残してたのでそれを観返しました。
SNS音痴でも簡単に使える神ツールTwitterでのヴィンスくん(当時はよく“くん”付けで呼んでた)情報にはほんっとお世話になってた訳なんですがJW前に飛び込んで来た予定構成冒頭4Tには思わずはい?となりました。
4S2本と3A入れてるだけで十分すごいよヴィンスくん、習得したての4TをJWで入れてくるって君はどんだけチャレンジャーなんだいヴィンスくん
15歳の挑戦にどぎまぎしながらFSを迎えましたが本番では2Tと成功ならず、まぁまだ4Sも全米以外クリーンに決められてはいないからそこまではね。珍しくスピンでレベルを取りこぼしたりもしましたが後半は何とかまとめました。
表彰台に惜しくも届かずでしたが大崩れせず5位に留まったのは凄いと思います、しかしこの大会はSP上位3人がFSで順位を落としてしまったのが悲しかった…ですがこの経験があったからこそ今の彼らがあるんでしょうね、ジーマとサマリンくんは翌年リベンジを果たしましたし!FSでまくって表彰台に乗った3人は本当に素晴らしい、FS3クワド完璧に決めてイスラエル初のISUチャンピオンシップス優勝のサモヒン、大正義北米ツルスケナドゥくん、補欠繰り上がりにも関わらず表彰台の樋渡くん。全世界見てもこの表彰台ビンゴした人0人説。ネイサンがいなくても3枠余裕なアメリカ男子すげー、ここら辺の世代層の厚みがおかしいよ。
色々と歴史に残ったであろうJWデブレツェンで2015-16シーズン編はおしまい。
うーん、所詮メモ書きとはいえ客観的に見ると凄くつまらないというかあまりにも為にならない文章な気がする。このシーズンはあんまり彼については呟いてないので思い出しつつ書いたんですが次のシーズンからは9割の呟きが彼についてなのでTwitterとほぼ同じ内容になりそう……。